雇用喪失者・移住外国人・非正規労働者への
食糧・生活物資支援にご協力を！

　「ＳＯＳネットワーク上伊那」は、外国人を中心とした失職者や生活困窮者の生活支援のため、上伊那医療生活協同組合が中心になって呼びかけ、地域の諸団体や関係支援機関・個人等により、０９年１０月２３日に設立されました。

食糧などの支援物資を集めています
　お米・野菜（ジャガイモ・玉ねぎ・大根など）があると助かります。調味料（塩・砂糖・油・味噌など）こども用粉ミルク・紙おむつが不足しています。

活動への支援金（カンパ）をお願いします
　上伊那生協病院敷地内の「組合員センター」にお持ちいただくか、下記口座名義にお振込みいただければ幸いです。



ボランティアを募っています
　ご協力していただける方ご連絡お待ちしています。

■相談会・健康チェック・年末物資配給会開催

　2010年１２月２７日（月）午前１１時から午後４時まで、ＳＯＳネットワーク上伊那では、「相談会・健康チェック・年末物資配給会」を開催致します。
場所は、伊那市社会福祉協議会の１階をお借りすることができました。
当日、多くの皆様においでいただければ幸いです。
・医療費が心配で病院にかかれない
・子どもの教育、学校や保育園のこと
・仕事が無いので生活ができない
・食べ物がないなどでお困りの方
・住宅ローンなどの支払いのこと
■日　時　2010年１２月２７日（月）１１：００～１６：００
■場　所　伊那市社会福祉協議会１Ｆ
　　　　　　　あいなちゃんルーム
■お問い合せ
　ＳＯＳネットワーク上伊那事務局
　　ＴＥＬ０２６５－７９－８７０２
　>>>チラシはこちら（PDF）

　「困窮者らに支援の手」
　　信濃毎日新聞（０９．１２．２７）に掲載されました　こちら＜ＰＤＦ＞


　「年の瀬も失職者ら支援の輪」　
　　信濃毎日新聞（０９．１２．２６）に掲載されました　こちら＜ＰＤＦ＞

ＳＯＳネットワーク上伊那　設立の経過


　　「こんな時こそ医療生協の出番！」
　　２００８年１２月より「まちかど健康チェック」を実施する中で、ブラジル人から「派遣切りされ、収入がなく困っている人が多い。すでに半数は帰国した」「健康保険証が無い」、「病院にかかれない」、「お金がなく生活ができない」と聞き、１２月２５日の上伊那医療生協理事会では、各事業所を健康などの相談窓口とすることを決めました。
　伊那市役所の相談窓口の相談員からも、「毎日たくさんの相談が寄せられ、自分一人ではとてもそれを受け止めきれない。仕事がなくなり、数日間何も食べていない人、お金がない状況でこれから出産を予定している人がいる・・・。」という悲痛な声が届けられました。
　これを受けて、上伊那医療生協は１月30日の理事会に緊急報告し、日系ブラジル人のみなさんと協力し、医療生協の内外に呼びかけ、移住外国人をはじめとするすべての失業者支援をすすめていく自立的な「上伊那医療生協ＳＯＳネットワーク」を立ち上げること、地域に知らせ広く支援を募るため、大きな集会に取り組むことが決議されました。
　各理事から「こんな時こそ、医療生協の出番ではないか」「現状をもっと知ることが大事だ」「行政の窓口や社協など、協力を広くよびかけよう」と意見が出されました。

　　「ＳＯＳネットワークのつどい」開かれる
　２月７日（土）ブラジル人と医療生協関係者、地域からＮＰＯ法人・通訳・カソリック教会有志のみなさんたちが協力し、箕輪町木下公民館にて、「上伊那医療生協ＳＯＳネットワーク仲間の集い」が開かれました。日系ブラジル人と日本人合わせて75名が、一人１００円の参加費を持って集い、３時間に渡る論議を重ねました。そして、毎週土曜日の15時から17時、組合員センターをネットワークの窓口とし、ボランティアを募って物資を渡そう、ブラジル人の学校やお店に寄せられた情報をネットワークに伝えてもらおう、などが決められました。
　毎週土曜日には支援物資の配給なども開始し、都内で路上生活者支援をすすめる「山谷（やま）農場」の藤田寛さんらも支援に加わり、大きなネットワークの中で相談支援や物資の配給が進められました。

　　「ＳＯＳネットワーク上伊那」設立
　より幅広い支援組織にと、上伊那医療生協などが呼びかけ、１６団体・個人により「ＳＯＳネットワーク上伊那」が０９年１０月２３日に設立しました。
　県伊那文化会館で開催された設立総会・記念講演・ＳＯＳシンポでは、この間、支援活動にかかわってきた山谷（やま）農場　主宰の藤田寛さんの記念講演や、５団体による実践報告がされ、２８２人が参加しました。


　　記念講演・講師の　山谷農場　藤田　寛さん


　　　　　　支援団体などによるシンポジウム